第67回 日本口腔衛生学会・総会 報告のご報告
第67回日本口腔衛生学会・総会が、平成30年5月18日(金)~20日(日)の3日間にわたり札幌市教育文化会館にて開催されました。北海道での開催は、平成12年秋の第49回総会以来となりました。
北海道医療大学歯学部保健衛生学分野の千葉逸朗教授が学会長を務められ、「Oral Health for All(すべての人の口を健康に)」をテーマに、800名を超える参加者が各ブースに集い、熱気のある発表、意見交換が繰り広げられました。
学会プログラムは、プロスキーヤーの三浦雄一郎氏を講師に迎えた市民公開講座をはじめ、特別講演2題、学会賞受賞講演2題、シンポジウム8題、ミニシンポジウム4題、一般講演(口演、ポスター及び学生ポスター)156題、ランチョンセミナー5題に加え、新たにモーニングセッション2題というボリウムたっぷりの充実した構成となっていました。また、20日午後に設けられた「癒しの時間」(札響バイオリニストを含む豪華な面々によるピアノと弦楽器のアンサンブル)もかなり好評であったようです。
私自身は、18日と19日の2日間のみの参加でしたが、米山武義先生のお話に始まり、地域の具体的な取組事例を交え、多職種連携による今後の口腔ケアのあり方が議論されたシンポジウム1や相田潤先生の学会賞受賞講演が印象的でした。また、18日に開催されたミニシンポジウムも演者と参加者の距離が近く、活発な議論が展開されていたと思います。
今回の総会は、雨が降ったり止んだりとお天気にはあまり恵まれない3日間でしたが、その分、全国から参集された参加者の皆さまは学会に集中できたのでは!?とも思ってしまった、今回の総会でした。大会運営に携わられた先生方におかれましては、大変お疲れ様でした。次回第68回の開催地は、神奈川県(学会長は鶴見大学の花田信弘教授)とのことです。
(文責:広報部 新里)